2012年4月16日月曜日

ロングラン上映記念、トークショーレポート!

『ピナ・バウシュ 夢の教室』のロングラン上映を記念して
素敵なお二人によるトークショーが開催されました!
会場が温かい雰囲気でいっぱいとなった、当日の様子をレポートします♪

4月13日、あいにくの雨の中、
たくさんの方々にお越しいただきました。
上映後、感動に包まれたユーロスペースに、
近藤良平さん(コンドルズ主宰)、黒田育世さん(ダンサー・振付家、BATIK主宰)が登場!
















 (:近藤良平さん :黒田育世さん)

:みなさん面白かったですか?
:スクリーンで見ると全然違いますね!
涙が出そうになりましたよ。ダンスの映画だからか、体が大きく見られるのは良いですよね。
体の動きが大きく映し出されると、なんだかぐっと来るものがあります。
:でもなぜかすごいですよね。ピナ・バウシュにまつわる人たちって熱狂的ですよね。
:以前ギリシャでピナさんにお会いしたことがあるんですが、本当に緊張したのを覚えています。とっても優しいすごくおおらかな方なんですが、指を出したら食べられそうみたいな・・・存在が異次元なんですよね。画面で観てもピナさんが出た瞬間にピリっとした緊張感が伝わってきて、人を熱狂させる力をお持ちなのが分かります。

















:僕、実はかなりピナ好きですよ、グルーピーなんです(笑)でも昔は「ピナ・バウシュ好きなんだ」って言っても、「そうだよね」と言ってくれる人なんていなくて。だから今嬉しいですよ。こんな風に知っていただいて。惜しい人が亡くなったなあって気はしますよね。この映画の面白いところはね、本当に踊ったことのない、ピナ・バウシュのことも良く知らない、純粋なヴッパタールの地域の子たちが踊るってことですよね。そこが面白いです。
:すごいですよね。演出家として、その可能性を全部お見通しだったんですね。
:あの舞台に出たのは、どんなちょっとした立場でもものすごいことだよね。そういうのは観ててわかるよね。
:すごく色々なものを培ったっだろうなってことがわかりますよね。




















:今、中学校で舞踊が必修になったんですよ。正直言って、この映画見せたほうがいいです。びっくりすると思う。でも、そこに向かってる姿から得るものがあると思うよね。
:本当にね、この映画を観ていただくだけでもきっと素敵ですよね。
:それぐらいの価値があるものだと思います。




ダンスの世界でご活躍されているお二人ならではの、
ピナの魅力たっぷりのトークショーとなりました。
天候の悪い中足を運んで下さったみなさま、本当にありがとうございました!

そんな本作、東京でご覧いただけるチャンスもいよいよ残りわずかです。
ユーロスペースでは4/20、
ヒューマントラストシネマ有楽町では4/27までの上映です!

ぜひお見逃しのないよう、劇場までお越しください♪